こんにちは、藤沢ギフト歯科・矯正歯科の歯科衛生士です。

梅雨に入り、ジメジメと蒸し暑くなってきました。
晴れ間が少ない一方で、医院の近くにも綺麗な紫陽花がたくさん咲いていて
なかなか憎めない季節でもあります。むしろ個人的には好きです。

前回は歯磨きの習慣はいつからあるのかをお話しをしました!
そもそも歯にはどんな働きがあるのか?
今回はこのページで『歯の役割』についてお話をしたいと思います。

歯の役割は「ご飯を食べるため」
多くの方がそう認識しているかと思います。
もちろん大正解です!

ご飯を食べる=噛む

ですから、歯がないと噛むことができません。
ただ食べ物をかみ砕くだけではなく、この噛むという行為こそにとても大切な働きがあるのです。


噛むことの大切さ

唾液の分泌

噛むという行為には唾液の分泌を促す作用があります。
よく噛むとその刺激が脳に伝わり、唾液をはじめとしたさまざまな消化液の分泌が大幅に促進されることで、消化されやすいくなります。
食事からいろいろな味が感じられるのも、噛むという行為が脳を刺激しているおかげなのです。

よく噛んで食べなさい!と言われる、あれですね。

また噛むことで満腹中枢(脳の満腹メーター)も刺激されるので、
20回以上噛んで食べる!なんてのはダイエットのおなじみでもあります。


筋肉の発達

“噛む”という咀嚼運動自体も、口の周りの筋肉を使う大事な運動になります。
よく噛むことにより顎や口の周りの筋肉が発達し、
顔が引き締まったり、言葉の発音がはっきりする効果もあります。
きれいな発生や発音にも歯が大きく関係しているのです。
例えば右側ばかりで噛んでいると右の顎肉は引き締まっていて、左側の顎肉は弛んでいるなんてこともあります。
どうしても噛みやすい側ばかりで噛む癖がつきやすいですが、左右均等に噛むことは顔のバランスを取ることにとても重要です。


洗浄効果

そして、唾液が出ることにより、その唾液が歯に付着した食べかすや汚れを洗い流すという
洗浄効果ももたらします。

よく虫歯予防にキシリトールガムが推奨されますが、
キシリトールは虫歯菌が酸を出す原因を作らないことに加え、
唾液の分泌を促すことを目的としています。
なので食後にガムを噛むということは虫歯予防にとても適しているのです。


歯の再石灰化作用

あともう一つ!
唾液には歯の再石灰化を促進して虫歯になりにくくする効果もあります。

唾液がたくさん出ているほうが口腔内は清潔に保たれ、
虫歯や歯周病になりにくくなるというわけです!
子供は大人に比べて唾液がたくさん出ますので、
その分虫歯のリスクも下がるということになります。

 

 

虫歯予防に関しても、唾液はとても大切な存在ということが分かったかと思います。
まとめると
噛むことで、
★唾液が分泌され、消化吸収にも役立つ
★あごや顔の筋肉の発達に役立つ
★運動機能が向上し、話す機能にも役立つ
噛めないと
・栄養を適切に取れない
・唾液の分泌が減る
・運動の機能低下
・脳への刺激が減り、脳血流量が低下するなど、様々な問題が起こることが考えられます。

 

こうして歯の役割を知ることで、食事をよく噛むこと、
また日々の歯磨きに対して意識に少し変化があるとうれしいです。


藤沢市にお住まいの方も、そうでない方もぜひご来院ください。お待ちしております。

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