こんにちは
藤沢ギフト歯科・矯正歯科の歯科助手です。

今回は「アライナーのお手入れ」「IPR(隣接面削合)」についてお話ししたいと思います。

アライナーのお手入れ

アライナーは一日20時間から22時間以上装着する必要があります。
常にお口の中にあるので、アライナーの衛生管理について気になりますよね。
基本的には「流水下で歯ブラシを用いて洗う」だけです。

着色が気になるからと歯磨き粉を使用すると、歯磨き粉に含まれる研磨剤でアライナー表面に傷が付いてしまうので、歯磨き粉は使わないようにしましょう。
また、熱湯などで煮沸消毒をしてしまうと、アライナーが溶けて変形してしまいますので、お湯を使用する場合はぬるま湯程度に留めておきましょう。

アライナーは通常7日から10日で交換するので、そこまでひどい汚れになることはないと思いますが、もしコーヒー等を飲んで着色してしまった、事情があって長期間使用しないといけない等の場合は「マウスピース洗浄剤」を使用すると良いです。

写真は当院で販売しているマウスピース洗浄剤です。
容器に水(またはぬるま湯)150mlと洗浄剤を1錠入れ、アライナーを5分以上浸します。

写真のようにぷくぷく発泡してくるので、アライナーがしっかり浸るように入れます。
製品の説明書きには一晩浸すとより効果的と書かれていますが、着用期間中のアライナーを一晩浸すことはできないので、ご飯を食べている間に浸しておくのがおすすめです。
洗浄後は水でよくすすいでから装着しましょう。

IPR(隣接面削合)について

歯と歯の間を削ることをIPR(隣接面削合)といいます。
顎のスペースが足りなくて歯が並びきらない場合、抜歯をしてスペースを確保する方法と、このIPRを何箇所かに行いスペースを確保する方法があります。
健康な歯を削ることに抵抗がある方もいらっしゃるかと思いますが、IPRで削る量は一箇所0.2mm〜0.6mm程度とほんの少しで、しみたり虫歯になりやすい等の支障はありません。

クリンチェックではこのように、どこをどれくらい、何枚目のアライナーの時に削るのかが表示されます。

私は上下合わせて22箇所IPRをする予定です。

先日上の前歯のIPRをしてもらいましたので、見た目の変化をぜひ御覧ください。

左がIPR前、右がIPR後です。
すきっ歯が目立つのかなと少し不安でしたが、自分ではあまり気になりません!
アライナーをつけてしまえばほとんどわからないくらいです。


器具は小さいノコギリのようなものや、細いバーを使います。
削っている間は歯茎がチクチクするくらいで、痛みはほぼありませんでした。

ちりも積もれば山となるということわざがありますが、矯正も同じです。
ほんの少しずつ歯を削ってスペースを作り、毎日コツコツ歯を動かしていく。
一日一日の変化は小さなものですが、1年、2年と積み重ねていけばきれいな歯並びを手に入れられます。
お菓子が食べられなくて心が折れそうになる時もありますが、理想の歯並びを目指して頑張りましょう!

次回は私が体験した「アライナーのトラブル」についてお話したいと思います。お楽しみに♪

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