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フッ素入り歯磨き粉は危険なのか?フッ素の歴史や恐怖情報について①

こんにちは。藤沢ギフト歯科・矯正歯科の黒木です。

今回はフッ素入り歯磨き粉の歴史や安全性について書きます。患者さんによってはフッ素入り歯磨き粉に懐疑的な方もいらっしゃいますが、どこでどんな情報を手に入れているんだろう?と個人的に気になっていましたので、ネット上の恐怖情報も調査します。

フッ素入り歯磨き粉の歴史

1800年代から世界の各地で斑状歯(はんじょうし)という、歯がまだら色になる異常が報告されました。「歯のフッ素症」とも呼ばれます。1936年に解明されるのですが、この現象の原因は飲料水中に過剰に含まれるフッ素だったのです!地域によって、地下水などに含まれるフッ素濃度が異なり、濃度が高い地域の人は過剰のフッ素を慢性的に摂取していたわけです。

フッ素がどのように歯に影響を与えるのかが研究され、過剰であれば歯がまだらになり、歯のフッ素症を呈することがわかりました。一方、過剰でなければまだらになることはなく、虫歯が少なくなることが判明しました。その後フッ素による虫歯予防の研究が重ねられ、フッ素を歯に応用することの安全性と有効性が確認されたので、1964年に国際歯科連盟が虫歯予防としてフッ化物応用を推奨しました。そして、1969年にはWHOもフッ化物応用の推進を勧告したのです。今から50年以上も前なんですね〜。

その頃、日本歯科界は「フッ素なんか使わないで、歯磨きしてりゃいいんじゃ」という考えだったようで、歯磨き粉へのフッ素の配合がなかなか進みませんでした。その結果、フッ素を使う国々の虫歯が激減する中、日本での虫歯はなかなか減らず、「日本はフッ素をあんまり使ってないから、虫歯減ってまへんで。ちゃんと使わんかい。」とWHOからお叱りを受けたようです。ようやく2010年にフッ素入り歯磨き粉のシェアは90%となり、虫歯の洪水と言われた時代は過去のことになりました。

 

フッ素入り歯磨き粉は危険?安全?

フッ素は体に必須な元素で、体内に存在していますし、多くの食品にも含まれており、日常的に摂取しています。我々はお茶や海産物から摂取しているようですよ。

普通に食事していればフッ素が足りないということはないので、他の栄養素同様に、過剰摂取に気をつければ良いのです。過剰摂取した場合は急性中毒慢性中毒があります。

フッ素入り歯磨き粉で、フッ素の急性中毒が生じる量は?

急性中毒は、一度にフッ素を大量摂取した場合に生じ、腹痛、嘔吐、下痢等の症状が出ます。計算してみると、15キロの子供が子供用歯磨き粉を1本丸々飲み干すと、急性中毒が生じます。(*急性中毒量2mg/kgとして、フッ素濃度500ppm、1本60gの歯磨き粉で計算した場合)

ちなみに致死量はさらに多量のフッ素を必要としますので、リスクを考える必要はないでしょう。

フッ素入り歯磨き粉で、フッ素の慢性中毒が生じる量は?

慢性中毒は、過剰なフッ素を長い間摂取し続けた場合に生じます。上述した、歯のフッ素症や骨硬化症が生じます。

病気について詳しく知りたい方はこちら→https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/teeth/yh-026.html

フッ素の量としては、毎日0.1mg/体重という量です。わかりにくいですね。

10キロの子だと1mgのフッ素を毎日摂取する場合は慢性中毒量です。500ppmの歯磨き粉1gには0.5mgのフッ素が含まれていますので、毎日2g使った場合は中毒量を超えています。当院にある歯磨き粉は1本で60gなので、30日で使い切る場合はフッ素症になるリスクありです。フッ素は歯磨き粉以外からも摂取しているわけなので、結構際どい量に感じるかもしれませんね。→フッ素塗布に関してはこちらhttps://www.gift-dental.com/treatment/prevention.html

しかし冷静に考えてみれば、歯磨き粉は1ヶ月以上は余裕で持ちますのでご安心を。もし、ハイペースで使ってしまう方はペースダウンすれば大丈夫です。歯のフッ素症になるにはかなりの期間(0−8歳の歯の形成期に毎日摂取)が必要なので、ペースダウンすれば長期的には許容量内に収まります。

歯ブラシの半分くらいまで歯磨き粉を乗せるとだいたい0.5gの歯磨き粉を使用することになります。朝晩に0.5gずつ使用すると、1日で1gの使用となり、60gを使い切るには2ヶ月かかります。当院では小さい子に使う歯磨き粉の量はお子様の小指の爪くらいの量で良いと伝えていますので、使い切るにはもっと時間がかかります。

歯のフッ素症の研究によると、0−8才の永久歯の形成期に毎日許容量を超える量に暴露し続けることで生じるとされています。もちろんフッ素症にもレベルがあり、上記の量で生じるのは最も軽度なもので、一般の方には分からないレベルだと言われています。

骨硬化症にはさらにフッ素の量が必要なので、フッ素入り歯磨き粉が原因で生じることはないでしょう。

以上から、急性中毒も、慢性中毒も普通に歯磨き粉を使う分には特別心配する必要はないと言えますね。

しかし、フッ素を不安に思う方はこのようなことで不安を感じているのではないと思います。私が知りたいのは歯科業界の常識ではない、フッ素の恐怖情報なのです。患者さんたちが、フッ素を使わないという決断をさせるようなネガティブな情報があるはずです。そして調べてみました。

やはり「フッ素 危険」などで検索すると危険情報が出てくるではないですか!結構量があるので、今回は情報の紹介だけにとどめ、次回改めて検証しようと思います。

フッ素の危険性を警鐘するネット上の情報

大きく分けると「副作用」「国際動向」に分けられますような気がしたので、それぞれ列挙します。

フッ素の危険性を警鐘する情報① 副作用

・フッ素の副作用に骨折率の増加、がん、ダウン症、認知症がある。

・酵素系を阻害して、神経機能を阻害する。

・フッ素は胎盤を通過するので、胎児の脳にダメージを与える可能性がある。

怖いですね〜。しかし、率直な感想を申し上げると、大体の成分は過剰摂取したらそりゃそれなりの影響あるんじゃない?という感じです。何れにせよ次回調査します。

フッ素の危険性を警鐘する情報② 国際動向

・WHOが1994年に6歳以下の子へのフッ素洗口を禁止するという見解を出した。

・アメリカでは10代の子供の40%以上にフッ素症が認められる。

・ドイツ、スウェーデン、オランダではフッ素の使用を中止している。

・1991年にアメリカの食品医薬品局(FDA)がフッ素入り歯磨きを毒物と認定。

これも調べる前に突っ込みどころがありますよ。まずフッ素洗口とフッ素入り歯磨き粉は違いますね。6歳以下は洗口剤を飲み込む可能性があるから、禁止なのでは?と思いました。

子供の40%に歯のフッ素症が認められるという話は、私にも子供がいますので純粋に気になります。

フッ素の使用を中止という点ですが、一括りにフッ素と言ってもよくわからないですね。歯磨き粉へのフッ素も禁止なのか、フッ素洗口なのか、水道水へのフッ素添加の話なのかは調査する価値ありです。

フッ素入り歯磨き粉が毒物というのは調べる価値ありです。アメリカは訴訟大国だから、過剰に注意喚起してるのかも?とか思ったりして。

 

ということで、フッ素の歴史と一般的な副作用、ネット上の危険情報等を見てきましたが、危険情報に関してはさらなる調査が必要です。追って報告いたします。

 

藤沢にお住いの方もそうでない方も、虫歯予防をお考えの方は、藤沢ギフト歯科・矯正歯科(藤沢駅から徒歩15分)までご相談ください。医院全体でフッ素に詳しくなろうと思います。

日付:   カテゴリ:ブログ, 院長ブログ